その他の方法

養子縁組とは、法律上の親子関係を作り出す仕組みですが、養子縁組が節税へとつながることがあります。基礎控除は養子が一人増えるごとに６００万円、生命保険の非課税限度額は養子が一人増えるごとに５００万円増加します。また、相続人が増えることで相続税の税率も下がることになります。そのため、相続税を抑えるための無制限に養子縁組を認めるわけにはいかず、養子の数に制限が設けられています。

実子がいる場合・・・養子は一人まで

実子がいない場合・・養子は二人まで

また、孫を養子にすることで、本来親から子へ、子から孫へ２回相続税が課されるところを、一回で済ますことができるメリットもあります。ただし、孫を養子にした場合には相続税が２割加算されることとなっており、場合によってはかえって高くついてしまうこともあるので、事前のしっかりとした計画が必要となります。

土地の分筆とは、登記簿上で一つの土地を複数に分割することです。土地の上に建物が経っている場合にも、その敷地を分筆することも可能です。

複数の道路に接していたり角地を分筆することで相続される土地の評価を減少させることができます。